輸入雑貨

ドイツ陶器「ブンツラウアー」の魅力

ヨーロッパ輸入雑貨のなかで東欧系は少しマイナーな印象がありますが、ドイツやチェコの輸入雑貨の中には日本人の感性に馴染む素敵な雑貨が結構見つかります。 中でもドイツ陶器は形状や絵柄にドイツらしさが滲み出ていて、素朴な良い風合いがあります。その代表とも言えるのが「ブンツラウアー」です。 ブンツラウアーとは、ドイツ・ポーランド国境付近のオーバーラウジッツ(Oberlausitz)、シュレージエン(Schlesien)地方に広がる陶芸様式のことです。 ブンツラウアーで最も有名なモチーフは、17世紀から使われていた「クジャクの羽模様」と呼ばれるもので、このモチーフを基本に様々なバリエーションが見られます。 オーバーラウジッツ(Oberlausitz)、シュレージエン(Schlesien)地方は陶土に大変恵まれており、16世紀初め頃から陶芸が行われていと言います。またこの地方で陶器製作が発展した背景には国立の陶芸専門学校があったことも深く関わっているようです。 1868年に設立されたSeiler(ザイラー)工房もブンツラウアー様式の流れを汲む陶器工房ですが、第二次大戦後シュレージエン地方はポーランド領となり、多くの陶器職人たちが現在のドイツに移住、ザイラー工房もシュレージエン地方を離れ、1948年よりドイツ中部のフランケン地方で陶芸を営んでいます。そのようなことからブンツラウアー様式は、色やモチーフなど、少しずつこのフランケン地方スタイルに変化していき、今では「ザイラー工房」独自のデザインが展開されています。 ブンツラウアー陶器はブルーとオフホワイトがベースであるのに対して、ザイラー陶器ではアイボリーやハニーブラウンといったカラー展開が見られます。ただしマグカップやティーポットなどのぼってりとした丸みのある形状などは、完全にブンツラウアーからの特徴です。ザイラー陶器にはストレートな形状のマグもありますが、両者の違いはカラーと絵柄と言っても良いように思います。 いずれにしてもドイツの輸入雑貨を楽しむのなら、これらの陶器を外すことは出来ません。ショップで見つけたときは、ぜひ手にとって、そのぬくもりに触れてみてください。